昭和44年の豪雨災害によって生じた谷です。この年は1969年にあたるので「六九谷」と命名されました。谷頭の展望台からカルデラを一望することができます。遠くには立山カルデラを取り巻く山々とその下に連なる立山カルデラの岩壁、眼前には分厚く堆積した鳶崩れ崩積土の荒々しい露頭、眼下には円形劇場を思わせるスリバチ状の大山腹工など見所が多い場所です。
 ここから鳶崩れの大崩壊によって生じた地形を全体的に見渡すことができます。また、多枝原の砂防施設群も見え、鳶崩れのすさまじさとそれに立ち向かう人の英知と努力を伺うことができます。
 

 
●六九谷展望台から
 

 
●六九谷山腹工
 
●水谷平 ●白岩砂防ダム ●六九谷 ●多枝原平 ●立山温泉 ●泥鰌池