立山温泉跡地から湯川を挟んだ対岸に”泥鰌(どじょう)池”と呼ばれる美しい池があります。
名前の由来は正確には分かりませんが、確かに”ドジョウ”は生息しています。 この池は、安政5年(1858)の大地震によって崩れた鳶(とんび)山の土砂が、湯川をせき止め、その堰が決壊した後に残ってできた小池でした。 その後、立山温泉の経営者たちは、食料としてこの池にフナやニジマスを放流したり、池に小舟を浮かべて船遊びをして楽しんでいました。
今では、立山温泉はありませんが、放流したフナやニジマスは自然繁殖し、それらを求めて鳥や獣が集まり、命豊かな池となっています。 |