鳶山の崩壊の跡には、大鳶崩れ・小鳶崩れと言われる二カ所の荒々しい山肌が今でも残っています。
この崩壊の跡を真上に仰ぎ見ることができるのが、ここ多枝原平です。 大鳶崩れの現場からは、今でも土砂が崩れ落ちてくることもあり、その土砂が下流に一気に流れ出さないようにするため、巨大な堤防が築かれています。そのそばに立つと人はアリのように小さく見えてしまうほどです。