特別展「前田常作−祈りの造形 県立近代美術館所蔵作品より」
今年も富山県立近代美術館のご協力を得て、特別展を開催しました。今年は、「前田常作−祈りの造形」と題し、同館の所蔵するコレクションより、計14点を展示しました。 「マンダラの画家」として国内外で高い評価を受けた、画家の前田常作（富山県新川郡出身）。パリでマンダラに開眼していく時期の代表作である「人間地図 No2」、4年をかけて西国三十三箇所の札所巡礼を果たしリトグラフ作品として描き出した「西国巡礼」シリーズより選抜した作品をご覧いただきました。開催期間中は、アルペンルートの行き帰りに立ち寄られた方が数多く訪れ、5,959人の方々にご来館いただけました。 信仰心篤い富山の風土が育んだ画家の精神世界に触れていただけたのではないでしょうか。
