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2008/09/09(日)〜12/07(日) 特別展 「飛越地震から150年」−見えてきた跡津川断層の姿− |
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跡津川断層は、その地域性と活動性の特徴から近年研究者の注目を集めています。飛越地震を引き起こして既に150年が経過したにもかかわらずいまだに多数の微小地震が発生し、また跡津川断層を含む新潟から神戸までにいたる帯状の地域は大地の変形する速度が速い、「歪み集中帯」であることがわかってきました。諸研究者はこの跡津川断層を舞台にして、内陸活断層における地震発生のメカニズムを解明しようとしています。 この特別展は、近年得られた跡津川断層を対象とする調査研究成果にアプローチし、これまでの断層像、地震像について概念の更新をねらう展示としました。地中深くに存在する断層は視覚的に直接調べることが出来ないため、地震波や電磁波が伝える地下の様子を解析したり、活断層の運動によって変成された古い岩石を分析してその姿を推定します。しかし、その解釈は難解です。博物館ではこれらの研究成果をできるだけ平易にお伝えできるよう努めましたが、観覧される方の中には解説パネルの前でしばし腕組みして考える姿が見受けられました。これからも博物館では新しい研究成果については積極的に紹介していくこととします。 |
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