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2008/05/11(日) フィールドウォッチング 「春の立山 雪の大谷」 |
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立山黒部アルペンル−トの一番の人気スポットになっている「雪の大谷」。最近は海外、ことに台湾からの観光客が多く、なにか外国にいるような雰囲気の観察会になった。 前夜からの雨が室堂平では雪、10pもの積雪があり、桂台のゲ−トでは弥陀ヶ原から上はチエ−ン規制になるかもしれないとの連絡、無事室堂に着けるかと不安にかられながらバスを進めた。 除雪車も動き、天気も回復して道の積雪も溶け、トラブルもなく室堂平に到着。雪の大谷付近は観光客が多く、じっくり観察したり解説を聞いたりできないので、まず通称「雪の小谷」と呼ぶ雪壁で1時間ほど観察や解説を聞いてもらった。その後、多くの人々がいる「雪の大谷」で約15mの高さの雪壁を観察してもらった。 観光客の大半は高い雪の壁に驚くだけで帰られるようだが、じっくり立山の雪について経験してもらった。雪壁を作るのは、雪壁は崩れないか、全部溶けるのか、いつ頃か、質問も多かった。 午後は自然保護センタ−を見学後、ミクリガ池を一周し、日本で最も古い山小屋の国指定重要文化財の「室堂」により戻った。途中雷鳥3羽も顔をみせ喜ばれた。 ミクリガ池周辺には地表が見える所もあり、雪壁を見た後でもあり除雪したのですかの質問する方があった。周辺の山並も望め、昨日まで黄砂で汚れていた山膚も真っ白になり素晴らしい景観であった。新雪による表層雪崩が何ケ所でも発生していた。 帰りのバスの中では「雪の粒はどんな色」「雪は、上又は下から、どちらから溶ける」「溶けるとどれくらいの深さの池になるか」など、雪に関する問題と解説、さらに雷鳥に関する解説を行った。立山の雪を充分体験できたとの感想も頂き好評であった。46名の方に参加をしていただきました。 |
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