ホットな情報コーナー
2005/10/2(日)
 フィールドウォッチング 「秋の弥陀ヶ原とカルデラ展望」
 あいにくの雨模様で、雨具を付けての自然観察会となりましたが、小学3年生から84歳の方まで37名、年齢も多様でしたが、一同元気に松尾峠の展望台周遊コースで自然に親しみました。弥陀ヶ原の追分でバスを下り、木道を歩きながら観察しました。雨で木道は滑りやすくなっており、安全性に配慮し、坂道は上りとなるよう全員時計回りで歩きました。展望台からは、ガスが深くカルデラ内は時々しか見えませんでしたが、木道からはオオシラビソの純木やガキの田などが観察できました。今年はオオシラビソの果実が多く、ほとんど付いていなかった昨年とは大きな違いが見られました。国民宿舎「展望立山荘」では昼食後、スライドを用いて「弥陀ヶ原の地形・地質」「弥陀ヶ原の植生」「立山を訪れる人々」などについて解説し、まとめとしました。ボランティアのカルデラ解説員2名の協力を得ることもでき、参加者からは充実した観察会であったとの感想もいただきました。
  雨の中、熱心に講師の話に耳を傾ける。   木道近くにはミズバショウ。熊のためか倒れている。 
  ベンチで周辺の観察。   雨にかすむが、ガキ田の様子がよく望まれる。