ホットな情報コーナー

2004/6/1日(火)〜6/30(水)
土砂災害防止月間特別展
「世界の土砂災害−いま、ヒマラヤでは」
大規模な土砂災害がひんぱんに発生しているネパールの実態を写真、パネル、映像等で紹介しました。 1993年に約1500名の死者を出した大洪水では、その原因が斜面崩壊や地すべり、土石流などの自然的要因の他、人的要因や経済的要因もみられ、事態の深刻さが浮き彫りになりました。  また、近年ヒマラヤで発生している氷河湖決壊洪水に注目しました。これは温暖化により氷河が融解し、氷河末端に巨大な湖ができ、それが突然決壊し大規模土石流が発生するものです。1985年に世界最高峰エベレストがあるクンブヒマールで起きたものは40km下流にわたり、人、家畜をはじめ家屋や公共施設等に大きな被害をもたらしました。  今回の展示を通して、災害への取り組みが地球的規模で早急に行われる必要が強く認識されました。