2000/8/18
vol.16b
センジュガンピ
Lychnis gracillima Makino
ナデシコ科 センノウ属
本州中部以北の深山にはえる多年生草本。花が中国産のガンピに似て、日光の
千手堂近くで発見されたことから名前がつけられたと
いいます。
センノウ属の多くは朱色系の花を持ち、属名は花の色からギリシャ語の炎に由来
する名がついていますが、センジュガンピは白い花びらを持っています。
花は直径約2cmで、花びらの先端は浅く切れ込みます(この切れ込みの様子か
ら千手と名がついたともいわれます)。雰囲気の似ているナデシコ属は花柱が2本な
のに対してセンノウ属は5本あります。