2000/7/2 vol.11a
ナナカマド
Sorbus commixta Hedl.
バラ科 ナナカマド属
山地にはえる落葉高木。高さは普通6〜10mですが、15mになるものもあります。
葉は奇数羽状複葉で3〜7cmの小葉が4〜7対で、6月〜7月に枝先に直径6〜
10mmの白い花を多数つけます。秋になると大変きれいに紅葉
します。直径5〜
6mmの赤い果実
もよく目立ち、葉が落ちた後、遅くまで残っており、野鳥がよく食
べています。
名前の由来は、@非常に燃えにくく、7回かま
どに入れても燃え切らず残るから。
Aよく燃える木で、生でもよく燃えるから生かまど。
B炭焼 きの時、7日間かまどで炭化させると最上の炭ができる。
という説がありますが、どの説をとりますか?(実際燃やし
たことがないので・・・・・・)
最近、これで果実酒を楽しむ人もいます。また、ジャムにも
なります。(ヨーロッ パ
では近縁種のオウシュウナナカマドで昔から利用されています。)