2000/5/23 vol.3a
ユキグニミツバツツジ
Rhododendron lagopus var.niphophilum T.Yamaz.
ツツジ科 ツツジ属
山地の林縁にはえる落葉低木。
立山山麓地域の落葉樹林の中や、材木坂を登っていると登山道のあちこちに可憐な花を見せ
てくれ、気持ちを和らげてくれる花です。
若枝や葉柄は無毛で、葉は枝先に3枚輪生しているのが特徴です。
かつては、九州に分布しているサイゴクミツバツツジと同じものと考えられていましたが、現在は
別種とされています。
枝先にミツバツツジ類のなかでは特異な桃紅色の花を1〜2個つけ、がくは皿形で浅く5裂します。
花冠はロート状で径4cmぐらい、5中裂します。
雄しべは10本あり、子房は軟毛がありますが、花柱は無毛です。さく果(果実)はゆがんだ太い
長卵形をしています。